100周年みんなのメッセージ

過ぎし日々のこと
山田 文彦(高 第18回生)

大学進学を決めたのは高校二年の時。もともと表現することが好きで、映画全盛の折、映画制作に憧れ、進学先を芸術系に決め、日本大学芸術学部映画学科に学びました。入学当初から専門課程に入り、多くのカリキュラムの中、脚本に魅力を感じ、そちらに進みました。映画を総合芸術と教えられ、多分野から学びました。ゼミもマンツーマンが多く、その一例をあげると、

  • 早朝からの講義。
  • 映画を無声状態にされ、映像のみでストーリーを表現する。
  • プロの落語家の話を聞き、現実から夢に入った分岐点を表現する。  

など。
早朝講義については、講師は厳しい方で、「映画人に昼も夜もない」が口癖でした。それでも忍耐を重ね、いろいろなカリキュラムを終え卒業して都内で仕事も内定しました。ところが、教授に最後の相談をした時に「金沢に帰れ!」とアドバイスされ、交通が便利なので文化を共有できることに説得され、金沢のメディアに落ち着きました。幸運にも大学の教えを生かすことが可能で、ドキュメンタリー、CM制作、イベントと多岐にわたり仕事ができましたことに、教授をはじめとして感謝に堪えません。特に思い出深い仕事は「第16回全国豊かな海づくり大会」が能登で開催され、当時の天皇陛下、皇后陛下に随行を許され、記録映画を県より依頼され、制作したことです。
芸術は精神生活を向上させ、生活を豊かにしてくれます。 思考と創造への意欲を持ちながら生きることを強く信じているのです。
羽咋高校の発展をお祈りします。
 

同窓会運営協力金のお願い
活躍する同窓生
同窓生からのメッセージ

リニューアル前のホームページのアーカイブです。
こちらもぜひご欄下さい。
旧同窓会のトップページ  >>